<友よ いづこ>
 
 
2人の高1の男子が同じ部屋の中で下宿していて、放課後、部活動(サッカー部)が終わって、くたくたになっている
 
ヒロヤ あ〜〜〜今日の練習もきつかったなーー。
セイジ そうだな(つまらなそうにただ淡々と)
ヒロヤ さすが高校は違うよなー。練習が独自で、先輩も優しそうでよかったなー。
セイジ そうだな
ヒロヤ そうそう、さっきさー。岡田先輩って凄く怖そうなんだな。と思ってしばらく距離おいてたんだけど、先輩のかばんの中ってお菓子がいっぱいで、
    お菓子の好みもオレとあっててさー。少し分けてもらったんだ。人は見かけによらないよな。
セイジ そうだな
ヒロヤ ・・・・あーっ、何か食べ物のの話してたら腹減ったなー。(おもむろにパンを2つ見つけて)うう〜ん、カレーパンにすべきかメロンパンにすべきか・・・
    どっちがいいと思う?
セイジ そうだな
ヒロヤ オイ
セイジ へ?
ヒロヤ さっきからお前「そうだな」しかいってねーじゃねーか、部活の時だってぼーっとしてたし、どうしたんだよ?
    何か悩んでるのか?相談になら乗るぜ?
セイジ 何も悩んでねーよ。別に
ヒロヤ そんなこと言うなって、オレ達親友だろ?
セイジ あ、ヒロ、もうすぐ食堂行こうぜ、今日はラーメンが安い日だ
ヒロヤ マジで!?こうしちゃいられねー。オレ、先行ってるわ!!
 
ヒロヤ、大急ぎで退場、セイジだけが残る
 
セイジ ・・・・・相談に乗って欲しくない悩みだってあるんだよ。言えるわけないだろ?その・・・好きな子ができたって
    ・・・でも、なかなか気持ちを打ち明けられなくて顔をあわせるだけで胸が・・・ドッキンドッキンってなるんだ。
    どうしたらいいって・・・いえるわけないだろ?親友だから・・・か、親友だから言えないんだよ・・・
 
ゆっくりセイジ退場、入れ違いになるようにヒロヤ登場
 
ヒロヤ 最近、ルームメイトのセイジが変だ。いつも何か考えていたかと思えば、急にうつむいたり、ため息ついたりして、勉強だっていつも10番以内に
    いたのに、こないだのテストで20番にまで落ち込んでしまったのを先生に呼び出された。いつも300番台をさまよっている俺にしてみたら
    ちょっとムカつく内容だけど、セイジにしてみたらものすごく重大な事件だ。あんなに成績にはうるさくて、将来は国家公務員になる。
    とか言ってたのに、成績の話をしても何処となく心ココにあらずって感じ。絶対、ただ事じゃない。何かあったんだ。
    だけど、何で相談してくれないんだろう。何か・・・オレにいえない悩みなのか?・・・っクッソーー・・・わかんない・・・
 
場面は変わって下宿先のモエ姉さんの部屋。そのにはモエ姉さんと、隣に住んでる浪人人生のヤーさんとヒロヤが囲んで座っている
 
モエ ・・・そーなの・・・セイジ君が・・・
ヒロヤ そーなんです
ヤー いつからそうなんだ?
ヒロヤ ・・・入学式の二日後あたりからもうおかしいっすね
ヤー もしかして、実家が借金まみれで学校辞めろとか言われたんじゃあ・・・ホラ、私立だし、お金かかるでしょ?
ヒロヤ ・・・それはねーっすよ。セイジの家結構お金持ちだし。それに、成績優秀だから、授業料は免除されるはずですよ。
ヤー ・・・そうか…
モエ ・・・んもー、ヤーさんったら、こういう年頃の男の子が、この時期に悩むことってたらたった一つしかないでしょう
ヒロヤ ・・・それって・・・?
モエ ・・・・恋よ
ヒロヤ ・・・・・・・?
モエ きっと好きな人がいるんだわ!!
ヒロヤ&ヤー 好きな人ぉ?
モエ そう、それは入学式の日、ヤケに見慣れたあの子の高校の制服姿にキュン・・・ってきちゃって、来る日も来る日も目線の先にはいつもあの子・・・そして
   いつかそれが恋だと分かった・・・。でも、好きなんて言えない、言えるわけない。君を傷つけたくないからっ・・・・・
ヤー 何の  ? だよ
ヒロヤ で?セイジは誰が好きなの?
モエ それはね・・・・(少しじらして)ヒロヤ君よ
 
 
モエ ・・・・・なによー。リアクションぐらい見せたっていいじゃない
ヤー ありえませんってかさ、お前何考えてるんだよ。男だぞ。2人とも
モエ やだっヤーさんそれって男女差別よ、恋する相手が異性とは限らないじゃない
ヤー お前男女差別の使い方間違ってるだろ、ヒロヤ君だってこうやって真剣に悩んでんだぜ
ヒロヤ そうだったのか・・・・
ヤー はい?
ヒロヤ セイジはオレが好きだったのか!!
ヤー 信じちゃった!!信じちゃったよ今の話!!
モエ 真実とは本当に怖いものね・・・
ヤー お前の妄想のが怖いわ―――っ!!
ヒロヤ どうしよう、オレ、セイジになんて顔むけていいか。
ヤー そこで真剣になるな―――っ!!
モエ ヤーさんは頭がかたいのよ。だから浪人したんじゃない?
ヤー お前みたくなるくらいならかたい方がマシじゃ―――っ!!
ヒロヤ よし!!俺の気持ち伝えてくるよ!!
ヤー えっ?
モエ 頑張ってねヒロヤ君。お姉さん、応援しちゃうから!!
ヤー バカだー!!お前らバカだーーっ!!
ヒロヤ だけど・・・具体的にどうしたら・・・いいものか・・・
モエ 大丈夫よ!!ピンチになったらお姉さんお部屋に駆けつけるからっていうか一緒についてってあげるから!!
ヤー もう、いいよ!!疲れたよ!!勝手にしてくれ!!
 
場面変わってヒロヤとセイジの部屋。セイジが1人ぼーっとしている。そこへ、モエ姉さんに連れてこられてヒロヤが登場
 
モエ ・・・いよいよねヒロヤ訓・・・!
ヒロヤ は・・・はい、モエ姉さん
モエ グッドラック!!
ヒロヤ ・・グ・・・グッドラック・・・
セイジ ・・・どうしたんだよ、ヒロヤ・・・と、モエ姉さん?
モエ えーっとね、ヒロヤ君からセイジ君に言いたいことがあるんだって、ね、ヒロヤ君。(ヒロヤゆっくりうなずく)
セイジ ・・・・・?一体何?
ヒロヤ え・・・と・・セイジ?えと、あの、・・・その・・・あの・・・セ・・・セイジの気持ちは・・・その・・・受け取れません!!
セイジ はァ?
ヒロヤ いや、だから・・・その、オレのことはあきらめてっていうか・・・
セイジ ・・・・?何の話を・・・
ヒロヤ もうっしつこい!!分かってるくせに!!
セイジ ・・・・お前、大丈夫か?
ヒロヤ だって・・・お前、(ちょっとじらして)オレのことが好きなんだろ?
 
 
セイジ ・・・何言ってんの?お前・・・?
モエ とぼけたって無駄よ、すべてわかっちゃってるんだからねっ
セイジ モエ姉さん?
モエ 吐いちゃった方が楽になるわよ。
セイジ な・・・何を?
モエ だって、親友にもいえない悩みなんて男同士の禁断の恋ボーイズラブしかないじゃなーーーーいっ!!
セイジ ええっ!?
モエ ほらっほらっ恥ずかしかったらモエ姉さんにそっと言ってみてごらん
セイジ オレはっ別にヒロヤのことなんて好きじゃねぇよ!!気色悪ぃ!!
ヒロヤ じゃあ、誰がすきなの?
セイジ サッカー部のマネージャーのミコトちゃんだよっ!!
 
 
ヒロヤ そうだったのか・・・セイジはミコトちゃんのことが好きだったのか。
セイジ あっ・・・!!
モエ ドッキリ大作戦大成功ね
セイジ ドッキリだったの!?今の話!
ヒロヤ はーーっよかったドッキリか・・・
セイジ 知ってたんじゃないのか
モエ 敵をだますのにはまず味方からv
セイジ 敵って・・・そんな・・・
ヒロヤ でもおどろいたなー。ミコトちゃんっ言えば・・何マネージャーの中で一番 ? 人って評判の子だろー?
モエ マジ?    ?
ヒロヤ 写真持って  ?  (写真  ?  ) ? 右から4番目の子・・・
モエ あ〜本当だ。写真写りいいわね。うらやましい・・・
ヒロヤ あれ・・・?そういえばセイジが女の子を好きになったことなんて・・・子の10年間一度も聞いたことない・・・
モエ マジ!?初  ?  やだぁ・・・初々しいv
ヒロヤ いつも勉強第一だったセイジが・・・
モエ 生まれて初めての大人の第一歩ね
セイジ ・・・・なにだ?この話の展開は・・・
モエ 決めたわ!!セイジ君の初恋を実らせるために一肌脱いじゃう!!
セイジ へ・・・?何いってんすか・・・?
モエ 1人で悩んだってだめよ!!ホラ、3人寄れば文殊の知恵っていうじゃない!!
セイジ さ、さんにん・・・??
ヒロヤ オレだってセイジの初恋に協力したいんだよ!!
セイジ ヒ・・ヒロシ・・?いや、おまえ、なんだか恋に強そうに見えないんだけど・・・
ヒロヤ そんなもんどーにかなるって、気合いだ気合い!!
セイジ ・・・アニマル浜口    ?
ヒロヤ ・・・セイジぃ    ?   俺たち・・・親友だよなぁ?
セイジ えっ?いや、泣くなって・・・
ヒロヤ 小1のころ『オレたちずぅーーっと親友だよ』って・・・学校の大木の前で誓ったよなぁ・・・
セイジ ・・・オレの小学校にそんな大木なんてあったっけ・・・?
ヒロシ おねがい〜  ?  セイジぃ・・・(しがみついて)
セイジ あ〜〜っ分かったよ!!協力  ?  お願いします!
ヒロヤ やったぁ!!
モエ よかったわねヒロヤ君!!
セイジ ・・・もうどうにでもしてくれよ・・・
 
ミコトが  ? 椅子に腰掛けている。それをヤーさんがくわわった4人でミコトをじっと見ている
モエ え〜、実物もかわいい!! ? お人形みたい
ヤー て、いうか何でオレまで・・・
モエ だって、このままいくとクライマックスまで出番がないからさ、それに考えはたくさんあった方がいいじゃないv
ヒロヤ そうか〜モエ姉さんさえてる〜
セイジ ・・・なんだか、すごく先が思いやられてきた・・・
ヤー んで、これからどうするんだよ。
モエ あーいう控えめな子には、ラブレターを書いてさりげなく本人に手渡しで行った方がいいわね。そっちのほうがほぼ確実に自分の気持ちを伝えられるから
セイジ ・・・ラ、ラブレターなら、1週間前からここに・・・(懐からそっととりだす)
ヤー あるなら ? 渡せーーーっ!!
セイジ そ・・そんなこといわれたって・・・
モエ セイジ君、男は度胸!!
ヒロヤ がんばれ!!セイジ!!
 
セイジ・ミコトにラブレターを渡そうとするが寸前でどうしてももじもじしてしまいには結局すごすごと帰ってくる
 
モエ ちょっとセイジ君  ?  めるのーー!?
セイジ ・・・ごめんなさい・・・でも、
ヒロヤ ・・・でも?
セイジ は、はずかしくて・・・渡そうと思って・・・ミコトちゃんに・・・行ったら・・・見ただけで・・そのドキドキいっちゃって・・・
モエ いや〜ん、セイジ君ったら純愛!!
ヒロヤ 確かにまじめだからなぁ・・・セイジ
モエ だったら作戦変更!!純愛と言えばコレしかないっ!!セカチュー大作戦!!グランドの中心で愛を叫んできなさい!!
セイジ そ・・・そんなことできませんっ!!
モエ だったら、ヒロヤ君がセイジ君の気持ちをミコトちゃんに伝えてくるってのは?
ヒロヤ ああっいいっすね〜それなら大丈夫かも
セイジ ヒロヤ・・・恩に着る!!
 
ヒロヤ、その場で息を大きく吸い込んで学校中に響くような大声で
 
ヒロヤ ミコトちゃーーーーん、あのね、セイジがねーーー。ミコトちゃんのこと・・・・・・
セイジ わーーーーーーっ!!バカ、大声でいうやつがあるか!!
ヒロヤ いやいや、世界の中心で愛を叫んでみたくて・・・
セイジ 自分の愛を叫んでこいや!!
 
ミコト、ヒロヤの声に反応して、セイジの方に近づいてくる
 
ミコト どうしたの?ヒロヤ君にセイジ君。私に何か用?
セイジ え”っ!
ヒロヤ いや、それがさーー・・・(セイジに口をふさがれる)
セイジ いや、えーと・・その・・・な・・・なんでもないです〜!!(そういいつつそでの方へ逃げようとする)
ヤー セイジ!!
モエ セイジ君・・・やっぱり駄目か・・・
ヒロヤ 待てよ!!セイジ!!(その超えにセイジの足が止まる)
    ・・・昔っからそうだよな。お前、いつも口先だけで、いざとなったら逃げ腰で「元から、こんなことできる分けなかったんだ。」ってさ、
    言い訳してたけどさ、そんなのただ現実から逃げてるだけだったんだよな!!失敗するのが怖いから!!いつも完璧でいたいから!!今はっきり言わせて
    もらうけど、そんなのズルいじゃねぇか。自分が言ったんだから例え駄目でも最後まで粘ってみろよ!!男だろ!?
セイジ ・・・ヒロヤ・・・て、いうか、やっぱり駄目なんだ・・・・
ヒロヤ いや、そう意味じゃなくて・・・
セイジ ・・・へっ・・・まさかヒロヤにそんなこと言われるとはな
ヒロヤ セイジ・・・・・
セイジ よーーしっ!!オレも男だ!ちゃんとこの気持ち伝えてくるからな!!
ヒロヤ 頑張れよ・・・
モエ ・・・いいわねぇ、男の子の友情って、お姉さん感動しちゃった〜。録音すればよかったなぁ〜
ヤー ・・・お前なぁ・・・
 
セイジ、ミコトちゃんの前に立ち、深呼吸をする。
 
セイジ ・・・・ミコトちゃん、あの、オレーーその・・・なんていうか
 
ヒロヤ・モエ・ヤーさん、固唾を呑んで見守る。と、そこへ他の男子生徒がミコトのもとへ近づいてくる
 
男子 悪ぃ悪ぃ!!遅れちまった
ミコト あっ・・・岡田先輩!!
セイジ へ?お、おかだ・・・先輩?
ヒロヤ お、岡田先輩だ。
岡田 おう、ヒロヤにセイジじゃねぇか、どうしたんだ?こんなところで・・・
ヒロヤ 先輩こそ、こんな所で何してるんですか?
岡田 えーーっと・・・その・・・昨日・・・ミコトにな・・・あれだ告白されてな。・・・付き合ってるんだ。俺たち
ヒロヤ つき・・・あってるんですか。
岡田 悪ぃな。みんなには内緒な。お前パイの実大量に食っただろ?あれで ? うな。
ヒロヤ えーーー?イチゴパフェがいい〜〜
岡田 わーったよ。でも今日はかんべんな。これから駅前行ってくるから。病欠だって言っといて!!
ヒロヤ まぁ、ハイ、分かりましたー
ミコト ああ、そういえばセイジ君、私に何か用があったんじゃあ・・・
セイジ あ・・・いや・・・ハハ・・・えーっとデートがんばってね・・・
ミコト やだぁ、デートなんて・・・ただ買い物するだけだってば
セイジ ハハ・・・ハハハハハ・・・・
ミコト じゃあねーーっセイジ君、ヒロヤ君!!
 
ヒロヤ、ミコトに「じゃあねー」と元気良く返すがセイジは死んだようにその場にたおれる
 
ヒロヤ うわーーっ!?セイジ!?死ぬなーーーっ!!
モエ うーん・・・初恋は実らずっいうけどね〜。でも、コレが青春ってやつよ。こうして失恋を体験してくことで人間って成長していくんですもの。
   あぁ、なつかしいわ・・・アタシもまだ若かったな〜〜
ヤー ・・・お前言ってることムチャクチャだな
 
ヤーさんがセイジを担いで退場
 
モエ ・・・これで、よかったのかしらね。セイジ君
ヒロヤ ・・・よかったんですよ、これで
モエ ・・・・。ヒロヤ君、もしかしてミコトちゃんに他に男がいるって知ってたんでしょ?
ヒロヤ ・・・・・だったらどうなんです?
モエ 酷いわねー。実質セイジ君のこと裏切ったのと同じよ。内心セイジ君のことわらってたんでしょ
ヒロヤ ・・・確かにオレは岡田先輩がミコトちゃんと付き合ったのしってましたよ。でも、あいつはそんなこと知らなかった。だからこうしたんですよ。
モエ どういう意味?
ヒロヤ もしもこのことを知らずに、大体一ヶ月あいつがミコトちゃんのことばかり考えてたら、勉強も、部活も、身に入らなくなる。そうなったら、あいつの
    夢かなわなくなっちまうから。
モエ 夢?
ヒロヤ ・・・小学校1年生のときに、ちょうどウチの学校開校10年記念日で一人一人の名前のついた苗木を植えた時に、オレはちょうどセイジの隣に苗を
    植えたんだ。まだまだ小さな苗で、大木に成長するか不安で仕方なかったけど、その時、アイツは『この苗は今はとても小さい。僕だって小さいけど
    大きい人間になれるんだ』って、あのころはコイツ何言ってんだ。と思いましたけど、今なら少しだけ理解できるかなって、だから、あいつ?はその夢を
    叶えて欲しいんですよ。まぁ、10年前の話だから、あいつも覚えてるか分かりませんけどね。
モエ ・・・・今、その木はどうなっているのかしらね
ヒロヤ さぁ、どうでしょう。オレも最近行ってないから
モエ ・・・きっと、大きくたくましいんでしょうね、2人とも
ヒロヤ ・・・だと、いいですね
モエ さ、早く帰りましょ、今日はお姉さんごちそうしちゃうv
ヒロヤ セイジの失恋パーティですか?アイツ泣きますよ?
モエ あらら、人聞きの悪い、ようやく大人の第一歩を歩み出せた記念だって言うのに
ヒロヤ 大人の第一歩・・・ねぇ
モエ そういえば、セイジ君の夢ってさ、国家公務員よね
ヒロヤ 国境の枠を超えて、世界に貢献するんだって、ちっちゃいころから言ってましたよ
モエ ・・・・ヒロヤ君は?
ヒロヤ 今んところプー太郎第一志望
モエ こーらっ!!
ヒロヤ しょーだんですよ、じょーだん、そーですねー。とりあえず就職できればどこでもいいです。
モエ ヒロヤ君っていい加減ね
ヒロヤ へーへー。何とでも
モエ でも、セイジ君以上の大物になったりして
ヒロヤ まさかー。じょーだん上手いんだから
モコ ホラ、とっとと歩く、じゃないと夕飯ヌキよ
ヒロヤ はいはい今行きますって
 
モエ・ヒロヤ退場           終わり